きいろあおいろみどりいろ

とある学校の図書室(館)のお話し

ぎふ長良川鵜飼(1300年の伝統文化)

信長や秀吉も愛したという
岐阜県長良川の鵜飼。


1300年もの歴史があるそうです。

この地の6名すべての鵜匠さんは「宮内庁式部職鵜匠」。
国家公務員なんです。

世襲制で、鵜匠の家の長男のみが後を次ぎます。

「御料鵜飼」でとれた鮎は宮内庁へと献上されます。

乗船前の5:45から説明があります。

五木ひろしの「長良川艶歌」の歌碑もこちらに。


























20羽ほどの鵜のなかから
「新人」「中堅」「ベテランにわけ、その日の12羽の選抜メンバーを決めるそうです。

幻想的です。信長や秀吉が見ていたものを
自分も見ているのですね。

鵜匠は4mもある鵜につけられた手縄をさばきます。

伝統を継いでいく男たち。男らしくてステキです。


鵜のくちばしの跡が残る鮎。
他の漁法でとった鮎に比べて、新鮮で高級品として喜ばれます。

手縄の具合で、
鵜は5.6匹の鮎をノドにためれるのだそうです。
小さい魚は、鵜のご飯とし胃に入ります。

鮎だけをねらって捕っているわけではないそうなので、
他の魚も捕れているらしい。
船の上からではよくわかりませんが。



「おもうしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」松尾芭蕉