この地の6名すべての鵜匠さんは「宮内庁式部職鵜匠」。
国家公務員なんです。
世襲制で、鵜匠の家の長男のみが後を次ぎます。
「御料鵜飼」でとれた鮎は宮内庁へと献上されます。
乗船前の5:45から説明があります。
20羽ほどの鵜のなかから
「新人」「中堅」「ベテランにわけ、その日の12羽の選抜メンバーを決めるそうです。
幻想的です。信長や秀吉が見ていたものを
自分も見ているのですね。
鵜匠は4mもある鵜につけられた手縄をさばきます。
伝統を継いでいく男たち。男らしくてステキです。
鵜のくちばしの跡が残る鮎。
他の漁法でとった鮎に比べて、新鮮で高級品として喜ばれます。
手縄の具合で、
鵜は5.6匹の鮎をノドにためれるのだそうです。
小さい魚は、鵜のご飯とし胃に入ります。
鮎だけをねらって捕っているわけではないそうなので、
他の魚も捕れているらしい。
船の上からではよくわかりませんが。
「おもうしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」松尾芭蕉