きいろあおいろみどりいろ

とある学校の図書室(館)のお話し

お話の場所に出かけよう(木曽川駅 正岡子規と夕顔娘)

【新市誕生記念事業 新生いちのみやの民話 十五夜の月見芋】という本の中に
正岡子規と夕顔娘”というお話がある。

明治24年の猛暑の中、郷里の四国松山に帰る途中での出来事。この駅の茶屋の娘の”松本わく”に一目ぼれ。
翌年の濃尾大地震後にも、彼女を心配し、夏目漱石と東京に向かう途中に2人で立ち寄ったりもしたらしい。

正岡子規が死期を悟り、詠んだ歌
  夕顔の苗売りに来し 雨上がり 植えんとぞ思う 夕顔の苗
は、ここでの出来事を思い出してのことらしい。





同本に十五夜の月見芋は盗ってもいいわけ”というお話がある。

西暦444年8月15日の満月の夜、
皇位継承者の7歳と8歳のお二人がこっそりと奈良から真清田神社を目指す。
不憫に思った村人が「八月の十五夜のお月様のお供えの月見芋は(家の者が見ていなければ)盗って食べてもいいことになっている」と言った場所もこのあたり。